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今朝は米所管樊綱の上振れを継続に1ヶ月半ぶりに97円台へと投資するなど、米所管情勢の復旧に伴う市況復旧予測を背景に英国DOWは年初来高値を更新しており、今週も株高・円安の連鎖が予測されるだろう。
また、ファイナンス危機がほぼ終焉しシステミック危険が後退したことにより、逃避需要で買われていた円を一段と売り戻す動きも考えられる。
マーケットでは日本の経常黒字の減少や日米利息差拡大を踏まえると、円が最も下降余地が大きいとの見方が投資している。
また、多くの通貨ペアが昨年9月のリーマン・ショックを発端としたファイナンス危機前の水準に近づいている中、唯一ポンド/円だけがかけ離れた水準にあり、円の割高感が際立っていよう。
今後は「ポンド安・円安」から「円独歩安」にシフトする可能性があることから、ポンド/円も中期的な上昇余地は大きいとみる。
なお、今週月・水曜日に開催される日銀ファイナンス政治対策決定会合では、政治対策利息を0.10%に据え置くことが確実視されている。
また、いわゆる「異例の措置」は12月末まで延長が決まっており、今回は市況やファイナンスシナリオの点検にとどまる公算が高く、相場への影響は限定的とみる。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。